事業で使う車を買うとき、現金一括とローンとリースで、経費にできる金額が変わると思っていませんか。車の代金として落とせる金額は、どの買い方を選んでも同じです。
値段の張る買い物なので、お客さまから「どれが一番得ですか」とよく聞かれます。買い方で節税額が変わるなら、そこで選ぶ意味もありますが、実際に変わるのは税金ではなく、手元から出ていくお金のほうです。
この動画では、車が何年かけて経費になるのかという仕組みから、現金・ローン・リースで支払総額がどう変わるのか、そして現金一括が必ずしも正解とは限らない理由まで、税理士が順に解説しています。
あわせて、利息を10万円払ったときに実際いくら自分の負担になるのか、手元の資金と銀行の評価の関係、状況別にどの買い方が向いているかにも触れています。ぜひ最後まで動画をみてください。
※この動画は2026年(令和8年)10月時点の情報にもとづいています。
▼車の代金を何年で経費にするか
・普通車:6年
・軽自動車:4年
・中古車:これより短くなる
・買った年に全額を経費にすることはできません(減価償却)
・所有権移転外リースの場合は、法定耐用年数ではなくリース期間で経費にしていきます
▼買い方で変わること・変わらないこと
・車代金として経費にできる総額:どの買い方でも同じ(自分が出したお金以上には経費になりません)
・経費の総額:利息や手数料がある分、ローンやリースのほうが多くなります
・ただし、余計な出費が増えただけで、得をしているわけではありません
▼支払総額の比べ方(例:300万円の車)
・現金一括:上乗せなし。出ていくお金は一番少なくなります
・ローン:車両代金に金利が乗ります
・リース:金利に加えて手数料、車検やメンテナンス込みのプランならその分も乗ります。そのぶん維持管理の手間は減ります
▼経費が増えても得にはならない理由(税率3割の例)
・払う利息:10万円
・減る税金:3万円
・自分の負担:7万円
▼状況別の選び方
・手元の資金に余裕がある:現金一括
・現金を残しておきたい:金利の低いローン(ディーラーのローンより銀行のマイカーローンのほうが金利は低いことが多い)
・車検や点検もまとめたい:リース
・何台も車を使っている:まとめてリース
▼節税額と出ていく現金(税率3割の例)
・300万円の車:減る税金は90万円、出ていく現金は210万円
・1000万円の車:減る税金は300万円、出ていく現金は700万円
・節税になるから買うのではなく、事業に必要だから買う。この順番は変わりません
▼出典
国税庁 タックスアンサー No.5704(所有権移転外リース取引)、No.6163(リース取引についての消費税の取扱いの概要)、減価償却資産の耐用年数等に関する省令。
▼目次
0:00 現金、ローン、リース、どれが得か
0:10 車代金として経費にできる金額は同じ
0:36 車が経費になる仕組み
0:50 普通車なら6年、軽自動車なら4年
0:59 買い方が違っても経費の総額は変わらない
1:12 出ていくお金の総額で比べる
1:40 10万円の利息を払っても
1:55 現金一括が正解とは限らない
2:26 状況別の選び方
2:56 節税額と出ていく現金
3:17 事業に必要だから買う
3:31 締め
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